ネットワーク上のAccessが読み取り専用で開かれる原因と解決策
はじめに
ネットワーク上のAccessファイルを開くと、読み取り専用で開かれることがあります。この状態では値の更新や編集ができません。この問題の主な原因は、Accessファイルやフォルダの権限不足が考えられます。本記事では、読み取り専用になる原因について詳しく解説します。さらに、Accessファイルやフォルダに権限を付与する具体的な手順も紹介します。
1. ネットワーク上のAccessファイルが読み取り専用になる原因
1.1 Accessファイルの権限不足
Accessファイルに「書き込み」の権限がない場合、編集ができず、読み取り専用で開かれます。
ファイルやフォルダの権限とは?
権限とは、誰がそのファイルやフォルダにアクセスできるのか、またどのような操作(読み取り、書き込み、など)が行えるかを決定する設定です。
以下に主要な権限とその機能をまとめます。
| 権限 | 可能な操作 | 制限事項 |
|---|---|---|
| フルコントロール | 読み取り、書き込み、削除、フォルダ内容の一覧表示、実行、権限変更などすべての操作が可能 | 制限なし |
| 変更 | 読み取り、書き込み、削除、フォルダ内容の一覧表示、実行が可能 | 権限変更は不可 |
| 読み取りと実行 | 読み取り、フォルダ内容の一覧表示、実行が可能 | 書き込み、削除、権限変更は不可 |
| 読み取り | 読み取り、フォルダ内容の一覧表示が可能 | 書き込み、削除、実行、権限変更は不可 |
| 書き込み | 読み取り、書き込み、フォルダ内容の一覧表示、実行が可能 | 削除、権限変更は不可 |
Windowsではこれらの権限をユーザーやグループごとに設定できます。Accessファイルの読み取り専用を解消するには、「フルコントロール」、「変更」、「書き込み」などの「書き込み」ができる権限が必要です。
Accessでどのような処理を行っているか次第ですが、「削除」の権限もある「フルコントロール」か「変更」のどちらかの権限があれば安心です。
1.2 Accessファイルが格納されているフォルダの権限不足
Accessは起動時にロックファイル(.ldbまたは.laccdb)を生成します。このロックファイルは、Accessファイルが格納されているフォルダに作成されます。そのため、Accessファイルが格納されているフォルダにも「書き込み」ができる権限が必要です。
Accessファイルと同じく、Accessファイルが格納されているフォルダにも「削除」の権限がある「フルコントロール」か「変更」のどちらかの権限があれば安心です。
最初、Accessファイルに権限を付与しましたが、問題は解消しませんでした。格納フォルダにも権限が必要であることに気づくまで、時間がかかってしまいました(汗)
2. Accessファイル(格納フォルダ)の権限設定手順
Accessファイル(格納フォルダ)に「書き込み」の権限を付与するには、以下の手順を実行してください
- Accessファイル(格納フォルダ)を右クリックして、「プロパティ」を選択します。
- 「セキュリティ」タブをクリックします。
- 「編集」ボタンをクリックします。
- 「グループ名またはユーザー名」から、使用するユーザーまたはグループを選択します。
- アクセス許可で、「許可」の列にある「フルコントロール」「変更」のチェックボックスにチェックを入れます。
- 「適用」をクリックします。
まとめ
Accessファイルが読み取り専用でしか開けない問題は、Accessファイルや格納フォルダの権限設定が不十分であることが原因の場合が多いです。(他に原因がある可能性もあります)本記事で紹介した方法を実行することで、この問題を解決し、快適にAccessを利用できる環境を整えましょう。
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